セルヒオ・ノエ・オルティス氏
1974年1月1日生まれ。
ニカラグアの北東部サンフェルナンドの村に生まれ、現在はニカラグア最北のコーヒー産業と密接な街オコタル近郊の村トトガルパに妻と子供4人の6人家族でドライミルを併設した住居に居住している。
性格は真面目で几帳面、どちらかというとシャイ。物腰は柔らかい。
文化を大事にしていて、来訪客にはコーヒーにとどまらずニカラグアのいろんなことを教えてくれる。それゆえに自身も外国の文化も尊重している。
コーヒー生産者としての一面意外にも熱心なカトリック教会の信者である。若くして父や兄弟を交通事故で亡くして孤独となったこともあり、信仰心を大事にするようになった。オコタルの街の教会では幹部も務めていて、昼はコーヒー生産業、夜は教会のミーティングなど多忙な生活を送っている。日曜のミサの日などは、ラジオから彼の聖書を読み上げる放送が聞こえてくることもしばしばある。
こういった性格で、基本的に自分のことを後回しにしてでも人々や世の中にために尽くすタイプ。
寿司が好きらしい(ニカラグア人は基本的に生魚を食べれない)。若い頃の酒癖の悪さを戒めとしていて、お酒は一切飲まない。
もちろんコーヒー作りにも熱心。様々な栽培品種を様々な農園に植えて検証してみたり、毎年凝った精製方法を試したりしている。ニカラグアのコーヒー離れした特徴的な味と香りを持ちつつも、クリーンなコーヒーを作ることを目指している。
ここ数年は天候不順による不作や国内の政情に振り回されてコーヒーの生産が上手くいかず塞ぎ込みがちだったが、今年は今のところ生産状況も良く、元気を取り戻しつつある。