Ethiopia
エチオピア シャベ
エチオピアはコーヒー発祥の地と言われ、科学的な研究においても、アラビカコーヒーがエチオピア南西部から他の国に伝わったことが確認されています。
現在もエチオピア南西部の高地には、アフリカ山地雨林とよばれる豊かな森が残され、コーヒーの木が自生しています。
この森で暮らす人々は、伝統的な利用権に基づいて最低限の管理を行い、コーヒーの木から実を収穫し、自分で飲むほか、地元の市場で販売して現金収入を得てきました。
又、森から得られるスパイスやハチミツに加えて、生きて行く上で欠かせない水や土といった自然の恵みを守りながら利用してきました。
しかし、近年のエチオピアの発展に伴い、森を取り巻く環境も変化し、森の荒廃が進んでいます。
このアフリカ山地雨林はアラビカコーヒーの原種が自生する多様な遺伝子情報の宝庫であり、地球規模における生態系の観点からも非常に貴重な生態系であると共に、劣化、消失の危機にあるホットスポットです。
この森に対し独立行政法人 国際協力機構は、住民参加の森林管理の推進に加えて、コーヒー農家の収入向上を目的とした森林コーヒー認証プログラムを実施してきました。
シュラブコーヒーの取り扱うシャベとゲラのコーヒーは、独立行政法人 国際協力機構が実施したプロジェクトにおける品質向上を目的とする評価会のために作られたコーヒーです。
シャベとゲラのコーヒーは通して限られた地球の資源の使用に対して考える機会になればと考えています。
※参考資料
独立行政法人 国際協力機構制作エチオピア森林コーヒー 〜アラビカコーヒー発祥の森からの恵み〜